株式会社菊和
- 業 種
- メーカー
- 本社所在地
- 東京都
- 従業員数
- 1,475(日本:75名、海外:1,400名)名
専務取締役
菊池 祐司
No.2タイプ |
参謀・軍師タイプ 社長を戦略面で支えるタイプ |
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特技 | ポジティブシンキング |
好きなスポーツ | テニス |
尊敬する人 | スティーブ・ジョブズ |
休日の過ごし方 | 家族サービス |
No.2の人物像(自己評価)
No.2から見たNo.1の人物像
No.2の経歴
大学院生産工学科修了後、モノづくりに興味があり、1999年にトヨタ自動車(株)に入社。生産技術部門で同社を代表するエンジン開発と量産立ち上げを多く担当。後に企画部門でグローバル生産戦略に携わるなどして12年間在籍。
2011年にKIKUWAへ入社。2012年には技術の高さが認められ、東京大学と提携して共同研究を開始。現在も、日本のみならず、タイやインドなど世界中の社員と共に変化に強い新たな企業体を目指し尽力している。
Point
- 業界初タイ&インド進出。それは他社にない企業体を目指す姿勢から生まれた。
- 私の仕事は、全拠点従業員がそれぞれの特徴を活かし刺激し合ったシナジー成長を促すこと。
- 稀有なグローバル戦略×独自エンジニア技術の先に、大きな未来。
No.2が感じる自社の魅力
KIKUWAは、車などに使用される部品を作る精密ダイカストメーカーです。最大の魅力は、技術革新を生み出す独自性と、失敗を恐れずに挑戦する姿勢。ベテラン社員の経験や若手の新しい視点、大手メーカー出身社員の知見や、東京大学との共同研究など、様々な角度からモノづくりと向き合ってきました。従来のモノづくりの工程を革新的に減らす新技術を東京大学と共に研究し、特許出願までしたことも。また業界に先駆け30年前にタイに進出。5年前にはインドへ進出するなど、稀有なグローバル戦略をとっています。今では、日本よりもタイ拠点の方が大きくなっているほどです。大手自動車メーカーが海外進出の参考にするために、見学に訪れることもあるんですよ。
私たちの挑戦のほとんどは、まだ他社がやっていないこと。前例がないため手探りの部分が多く、当然一筋縄ではいきません。それでも、失敗を恐れずにモノづくりと向き合ってきたからこそ、今のKIKUWAがある。社員たちにもよく言っています。「失敗してもいいから、改善できる部分があると思ったらどんどん発言して変えていってほしい」と。さらにこれからは、各拠点の従業員がそれぞれの特徴を活かし刺激し合い、シナジー効果で成長してもらうことを期待しています。そういった芽が出始めていることも楽しみなところです。
私たちが目指すのは日本のKIKUWAではなく、アジアのKIKUWAです。まだまだ道半ばですが、アジア全体を拠点として変化に強いモノづくりの会社になっていきたいですね。
No.2の仕事の醍醐味
前職での経験を活かして、技術革新と経営企画を担っています。正直、No.2だからといって、何か特別な仕事があるわけではありません。強いて挙げるなら、社長が経営の舵取りをする際に、それを技術的な側面から支える役割でしょうか。例えば、社長が提案する戦略にエンジニアの目線を加えて、より現実的なものへと精度をあげていくとか。ただ大切なのは、私がNo.2として大きな仕事をすることではなく、私を含めた日本やタイ、インドで働く社員一人ひとりが成長すること。現状でも全社一丸となって仕事をしている感覚はあるのですが、この先も一人ひとりが『アジアのKIKUWA』という目標に向かって仕事ができる環境を作っていけたらなと思っています。
社長ってどんな方?
私が、合理的で白黒はっきりさせたい性格だとしたら、社長はすこし違うかもしれません。社長は人を惹きつける力を持っていて、多くの人から信頼されている。私にない魅力を持っている人だなと感じます。また、得意分野もそれぞれ異なります。私はエンジニアなので技術分野に強みを持っていますが、社長は海外の大学を卒業していることもあり、日本から世界をみるのではなく、昔から世界の中での日本を俯瞰してみています。得意なフィールドが異なるからこそお互いを信頼できて、相談しやすい関係になっているのかもしれません。No.2として、会社を背負って立つ社長を支えたいという想いもありますが、アジアのKIKUWAになるために、これからも変化に強い会社づくりを提案していきたいと思っています。
取材担当から見た菊池さん
他社に先駆けて海外進出や技術革新を行ってきているKIKUWA。世界で戦う大手メーカーの技術パートナーとしての信頼も獲得しており、一見するとそこで満足してしまいそうなものだが、彼らは今以上の成長を目指している。成長を目指すにあたっては、人材育成が何より重要であることを理解しており、社員の育成を何より大切にしている印象を受けた。タイやインドを含めてより多くの社員が、専務や社長に意見できる人材が増えることを待望している様子であった。アジアのKIKUWAになる日はそう遠くないのではないかと感じた。