ヱビナ電化工業株式会社
- 業 種
- メーカー
- 本社所在地
- 東京都
- 従業員数
- 100名
取締役 総務部長
海老名 功祐
No.2タイプ |
参謀・軍師タイプ 社長を戦略面で支えるタイプ |
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特技 | 特技とは呼べませんが趣味はゴルフです |
好きなスポーツ | サッカー、ゴルフ |
尊敬する人 | 父 |
休日の過ごし方 | 家族と外出、旅行、ゴルフ |
No.2の人物像(自己評価)
No.2から見たNo.1の人物像
No.2の経歴
東京都出身。成蹊大学をご卒業後、ロンドンに留学。大学院でビジネスについて学ばれる。帰国後はスポーツマネジメント会社に入社し、4年間在籍。その後ヱビナ電化工業へ入社。総務部長として、人事全般・経理全般の管理や社内環境向上に向けて、様々な制度運用・改革に尽力。
Point
- 新たな発想を生み出す、業界・国境を越えためっきメーカー。
- 社員たちの働く環境を、本当の意味でより良くしていきたい。
- 大きな決断も、企業と社員の成長のためにはためらいません。
- 長く働き、成長できる企業を目指していきたい。
No.2が感じる自社の魅力
弊社は業界を超え、国境を越えて、ものづくりの常識を塗り替えようと奮闘しているめっきメーカーです。特に「難題」とされる案件にも取り組めることを強みにしています。その原動力となっているのは、考え、判断し、決断することができる社員一人ひとり。めっきのトレンドの移り変わりは驚くほど速く、すぐに新しい潮流が生まれる中で、新発想を常に生み出そうと、日々奮闘してくれています。現社長は7年前の就任時、「主役は経営陣ではない。あなたです」という言葉をメッセージとして、もっと社員一人ひとりが考えられる会社にしようと組織改革に向けて舵を切りました。それから7年が経ちましたが、組織は大きく変わりましたね。新黒色めっき「凄黒」の開発や、「AGXX」の製品化など、新製品の売り上げが増え、会社も活性化しています。
No.2の仕事の醍醐味
私の仕事は、現場で働く社員たちの環境をより良くしていくことです。働き方改革が叫ばれている昨今ですが、私たちは10年ほど前から残業0に向けての効率化、また女性社員の定着や活躍を支援するために、産休育休制度の見直しなど、働く環境づくりや改善を進めてきました。保育園補助、早期復帰一時金制度をつくり、時短勤務で働きながら、活躍してくれる人も少しずつ増えてきています。形だけの制度では意味がないので、実際に利用したいと感じてもらえる制度を整える事を心掛けています。日ごろからよく社員とは話をして意見をもらっていますが、この数年で、社内の雰囲気、そして社員の表情がすごく変化していて、明るくなっているのは素直に嬉しいですね。働き方が多様化する中で、自分も社員の力になれるように、本当の意味でのより良い社内環境を作り出していけるようにしたいです。
この先の目標について
新しい事に取り組んだり、大きな変革に取り組むというよりも、できるだけ社員の皆に長く働いてもらえるよう、必要な基盤を作って支え続けられるようにしたいと考えています。働きやすさのためではなく、より強い組織づくりを目指していくための施策だと思っています。新しいアイディアや意見が常に求められる仕事だからこそ、入社して10年が経ちましたが、せっかくキャリアが身についても働きやすさが追い付かずに辞めてしまう・転職してしまうのは、本人にとってもマイナスだと感じているからです。企業の発展・戦略は社長や他のメンバーがしっかり考えてくれる。本来の各社員が役割を果たせる組織をつくれるよう、これからも社内の声に耳を傾けていきたいなと思います。
社長ってどんな方?
現社長は、実の兄にあたります。実は父(先代社長)の急逝により、予期していなかったタイミングで経営者となりました。組織は大黒柱を失い、企業としてもリーマンショック後の低迷期。大きな岐路を迎えたタイミングでの社長就任でしたから、かなりの重圧を抱えていたと思います。そんな中、組織改革の宣言や、判断を社員に委ね、仕事を任せる事を決断したのは本当に大胆だと思いました。勇気がいる決断だったと思います。結果、社員のモチベーションも上がり、会社の雰囲気がぐっと良くなりました。よく社長は、「失敗していいんだ」という話をしています。うまくいかなかったらやめたらいいし、まずは考えて、やってみることが大事。そうしなければ新たな発想は生まれなくなってしまう。会社をどうしたら成長させていけるかいつも切に考え、そのためには社員の力が何より大切だと感じているからこその言葉だと思います。
取材担当から見た海老名さん
組織風土の改革から、新商品開発や新たな提案力を身に着け、成長を続けているヱビナ電化工業様。原動力となっている社員の皆さま一人ひとりがより成長して組織を支えていけるよう、利用したいと思える制度をつくりたいという言葉は非常に印象深かったです。社長が思い描く企業成長を支えるために、絵にかいた餅ではなく、現実目線で働きやすさを社員と共に考えていく。働き方改革が叫ばれる前から社員を第一に考えてこられたからこその姿勢と信念を感じました。