エース産業株式会社

業 種
メーカー
本社所在地
愛知県
従業員数
135名
エース産業株式会社

取締役 専務役員

深谷 康司

No.2タイプ

調整タイプ

社長のビジョンと現場の仕事のバランスを取るタイプ

好きなスポーツ

サッカー、バレーボール

尊敬する人

田中角栄

休日の過ごし方

読書、小旅行

No.2の人物像(自己評価)

No.2から見たNo.1の人物像

No.2の経歴

愛知県出身。関東の大学を卒業後、地元の自動車メーカーに就職。その後、現在のエース産業に入社した。前職では、自動車の生産計画やモデルチェンジに関わる部署から始まり、経理、人事と様々な仕事を通じて経営観を得てきた。前職で人事部長として多くの部下を見てきた経験を活かしながら、役員として経営に関わる。

Point

  • 社員が働き続けられる会社必要なこと
  • 経営側の責任と、この立場だからできること
  • タイプの異なる社長と共通していること

No.2が感じる自社の魅力

あなたは仕事に何を求めますか?給与がいい、仕事が面白い、様々あるでしょう。その中で承認欲求というものは誰しも持っているものだと思います。だからこそ、認めてあげるということは大事に考えています。たとえば、品質管理において、問題を指摘してくれた社員に「よく見つけてくれたで賞」と言ってみんなの前で表彰したり。日常でいうと「ちょっと聞いてちょ意見箱」というものもあるんです。いろんな意見を出してもらって箱に入れてもらい、他の社員が紙の裏に回答を書くんです。そうすることで、日々意見をため込まずに社内の風通しがよくなるんです。
働くうえでは、もちろん、安定して生活できることが一番に大事です。そのうえで周りがちゃんと見ている、認めてくれるとわかると、居心地がいいと感じてもらえるんじゃないか、と思っていろんな取り組みにチャレンジしているんですね。私たちの会社で長く働いている社員が多いのは、きっと、そういった承認文化が醸成されているところなんじゃないでしょうか。

No.2の仕事の醍醐味

「上材を求むれば臣は木を残なう」という言葉ご存知ですか?過去にこの言葉を知ったとき、大事だなと思ってメモしていたんです。意味は調べると出てきますが、私の解釈では上の立場からの言葉は下に影響を与えるから、自分の言葉の重みを理解しなさい、ということなんですね。だから私は自分の言葉に責任感を持とうと意識しています。役員として経営者側に立っている今、大事にしてることは社員がどう思っているのか、という社員たち一人ひとりの想いです。経営というのは継続することが大事で、優秀な社員を守らなくてはいけない。私たちの役割は、社員のことを見て、次の仕事、ビジョンを見せてあげることだと思っています。これから、社員一人ひとりが自分のモチベーションを高められたり、責任感を持って仕事をできるような、明るく楽しいと思ってもらえる会社にしていきたいですね。

社長ってどんな方?

佐口 温社長
佐口 温社長

僕とは全く違うタイプですね。社長はもともと自動車の技術者としてキャリアを積まれてきた方だから、品質にはとても拘りますね。エース産業は様々な事業をやっているので、出てくる案件も様々。だからこそ、品質にこだわる社長の考え方がとても重要だと思うんです。また、社長も社員のことを気にかけていますね。現場に社員の様子を見に行くことも多く、その場にいたオペレーターに声をかけて話をし、後日「こんなこと言ってたぞ」と関係者に共有したり、各部署で設置された「ちょっと聞いてちょ意見箱」が活用されているのかも気にしていて、意見を書いていた社員に声をかけていたりします。方針に関しても僕たちに相談をしてくれる方だから、社長がこうしたいと言ったことは尊重したいと思っています。

取材担当から見た深谷さん

トヨタ車体のグループとして自動車部品の製造を行いながら福祉・環境分野でも事業を展開しているエース産業。様々な事業のなかで設計、製造、品質管理など様々な工程を自社で行うからこそ、一人ひとりのスキルが求められる環境である。深谷専務の取材では終始、社長や社員の話しをされていた。意見箱などの制度があったとしてもそれを一人ひとりが意識しなければ制度として機能しない。一人ひとりを見て、お互いに認め合う環境こそが魅力なのではないかと感じた。

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